「うちの子、ちょっと発達がゆっくりかな?」
「落ち着きがなくて心配…」
子育てをしていると、こんなふうに不安になる瞬間ってありますよね。
私も下の子の発達が少し気になったことがあり、「どうしたらいいんだろう」と悩んだ経験があります。というか、今も悩みつつ日々の関わりを楽しんでいます(^o^)
子育てや運動発達の専門書は数多く読み、そんなときに出会ったのが 『感覚統合』『発達のピラミッド』 という考え方でした。
難しい専門用語ではなく、シンプルに「子どもの発達は土台から積み上がっていく」というイメージ。
この記事では、ママ・パパにもわかりやすいように、この「感覚統合」「発達のピラミッド」と「感覚の大切さ」についてお話します。
感覚統合と「発達のピラミッド」とは?
発達のピラミッドは、その名の通り「子どもの発達をピラミッド型で表したもの」です。

こんなふうに1番下の基礎となる感覚が土台にあって、より複雑な機能がどんどん積み重なりあい、最後に集中力や学習力が積み上がっていくんですね。この積み重なっていく過程を感覚統合といいます。

「勉強ができる」「集中できる」には、その前に「体をよく動かす」「感覚を育てる」ことがとっても大事なんです。
感覚ってなに?五感だけじゃない“+αの感覚”
「感覚」というと、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を思い浮かべる人が多いと思います。そしてこれらは自分で意識しやすい感覚です。これらの感覚も、もちろん発達には必要です。
「+αの感覚」は触覚・前庭覚・固有覚
子どもの発達で忘れてはいけないのが、ほとんど自覚せずに使っている+αの感覚。
- 触覚(触れて感じる安心感)
- 前庭覚(体のバランスを感じる)
- 固有覚(体の位置や力加減を知る)

これら+αの感覚は、学習や行動の“見えない土台”となるだけでなく私たちの日常生活においてとても重要な役割を果たしています。
日常動作の中で「感覚」はどう働いているの?
牛乳パックから牛乳を飲むという行動を例にあげて考えてみましょう。
- 牛乳パックを握りつぶさず、落とさず握る
→ 固有覚・触覚を使う - ストローの位置を把握して頭の位置を適切にする
→視覚・前庭覚を使う - 唇でストローをとらえる
→ 触覚を使う

つまり、普段の何気ない動作にも、たくさんの感覚が協力し合って働いているということです。

小さな子にパックジュースを渡すと、初めはパックジュースを握り過ぎてこぼしてませんでした? あれって固有覚や触覚の発達が不十分だから起こる現象なんですね!
なぜ感覚が大事なの?遊びと発達の深い関係
子どもは遊びの中で多くの感覚を取り入れ成長していきます。 たとえば・・
こういった具合に、遊びの経験から感覚が積み重なることで「手先が器用になって箸や鉛筆が使える」ようになったり、「体のバランスが良くなり、体をスムーズに動かせるようになる事で転ばずに全力で走れる」ようになります。
もし、「うちの子、箸や鉛筆の持ち方がぎこちないな」「よく転ぶな」思ったら、それは“感覚の育ち”が関係しているかもしれません。
感覚は目に見えませんが、子どもの「できた!」を支える大切な基盤。
だからこそ、日常の遊びの中で感覚をたっぷり経験することが、成長につながるんです。
まとめ:感覚は子どもの成長を支える“見えない土台”

子どもの発達は「積み木のように積み重なっていくもの」。その土台には「感覚」があって、私たち大人が普段あまり意識しないような動きや感覚が、子どもにとっては大切な学びの源になっていて成長に繋がっています。
発達のピラミッドを知ると、
「なんでうちの子はこんな行動をするんだろう?」
「どうして集中できないのかな?」
といった日常の“ちょっとした疑問”が、実は感覚の育ちと関係していることに気づけるかもしれません。
今回お話した発達のピラミッドについて、もし感覚の育ちがアンバランスだったらどうなるのか?という部分をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も御覧ください。
参考文献
『発達の気になる子の学校・過程で楽しくできる感覚統合あそび』川上康則(株式会社ナツメ社)




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