子ども用室内鉄棒は買うべき?効果・遊び方・選び方を作業療法士が解説

体験レビュー

「逆上がり、うちの子まだできなくて…大丈夫かな?」

子どもが小学生となり、体育での様子を聞いたりすると、このような不安が頭をよぎることってありますよね?

近年は公園で鉄棒を見かける機会が減り、
“練習する場”そのものが少なくなっています。

そんな時に活躍するのが室内鉄棒!

わが家は室内鉄棒を購入し、子どもは絶賛逆上がり練習中!!
…まだできていません(笑)(2026年3月現在)

でも、これだけは言えます。

本当に買ってよかった!

今回は、私の本職である作業療法士の視点から

  • 室内鉄棒のメリット・デメリット
  • タイプ別の選び方
  • 家庭でできる遊び方

をご紹介していきたいと思います。


室内鉄棒のメリット

ではまず、室内鉄棒を使うことでどんな力が育つのかを見ていきましょう。

◎腕の力の向上が期待できる

自分の体重を腕で支える経験は、姿勢保持の土台にもつながります

また、ぶら下がるだけで握力は鍛えられます。


◎体幹の安定

実は鉄棒遊びは腕だけでなく、腹筋・背筋もフル稼働させないと、なかなか成立しない遊び。
体幹が安定すると、姿勢も整いやすくなります。


◎感覚遊びにもなる

回る・逆さになる体験は、前庭感覚を刺激しバランス機能や空間認知にも影響します。

また、力を入れるという経験は固有感覚を刺激し、身体をスムーズに動かせるようになります。


◎タイミング調整

鉄棒遊びの王道、逆上がりでは「蹴る・引く・丸まる」を同時に行います。

これは高度な協調運動です


◎自己効力感

「できた!」の経験は強い。日常生活で、できなかった事ができるようになるという経験は、そんなに頻繁にあるものではありません。
鉄棒は「できた」「できていない」がはっきりしているので、「できた」時の達成感が大きい運動です。


◎天候に左右されず、反復練習も可能

雨の日でも練習でき、自宅にあると自然に触れる機会が増えます。

鉄棒は“回数”がものを言う運動。「いつでも」「どこでも」できるのは大きな強みです。


◎人目を気にせず挑戦できる

公園で「できない姿」を見られるのが嫌、という子もいます。

家庭内なら落ち着いて安心できる環境で挑戦できます。


デメリットも正直に

便利な室内鉄棒ですが、もちろんデメリットもあります。

✖ 場所を取る

やはりこれが、1番のデメリットなのではないでしょうか。

しかし棒状のものなので総面積はそれほどでもありません。個人的には折りたためばある程度すっきり収納できると思っています。


✖ 転倒リスクがある

マットや布団を敷いて安全面に配慮して行いましょう。


✖ 継続しない可能性もある

お子さんによって、合う合わないはあると思います。

購入したのに思ったより遊んでくれない・・。と思うこともあるかもしれません。


室内鉄棒の選び方

現在は様々なメーカーから室内鉄棒が販売されています。

大きく分類すると

『①固定式』

『②折りたたみ式(シンプルタイプ)』

『③折りたたみ式(多機能タイプ)』

上記の3つに分類できるかと思います。


①固定式

耐荷重が脅威の150kg!

安定感があり、レビューを見ても「丈夫なつくり」「ガタつきなし」といったコメントが多いです。

鉄棒の機能を重視したい方や、自宅に設置スペースを確保できる方にはこちらがおすすめです。


② 折りたたみ式(シンプル)

耐荷重はまずまずの100kg!

固定式の機能程は求めていない。自宅に鉄棒を置くスペースがあまりない。といった方はこちらの購入がオススメです。


②折りたたみ式(多機能タイプ)

耐荷重は上記に比べると低めで70kg。

鉄棒以外にも、色々な遊びの要素が欲しい。といった方はこちらの購入がオススメです。

実はわが家はこれを購入しました。

1台3役の方が絶対にお得!!と思ったのですが、実際に使ってみると…

ブランコもつり輪もほぼ使っていません。

取り付けの際にその都度、ナットで取り付けなくてはならず、地味に面倒くさい・・。

もんパパ
もんパパ

遊びたい時にパッと出して、パッとしまうのが最適だなと感じています。

しかしながらこちらの多機能タイプ。下記に当てはまる方であればかなりオススメできます。

  • 小さなお子さん(2〜3歳程度)をお持ちのご家庭。
  • まだ鉄棒としては使用せず、ブランコやボール遊びをメインに活用したい。
  • 将来的に鉄棒として使いたいな。

わが家のメインは『鉄棒』だったので、多機能タイプは少し後悔・・。(泣)


選ぶときのチェックポイント

実際に使用してみて、このへんは重要視した方がいいなと思ったポイントがあるのでお伝えしたいと思います。

耐荷重

逆上がりの練習などは、お手本として大人がやって見せたほうがイメージもしやすいというもの。パパ・ママも実際にできる程度の耐荷重があると安心です。

子どもに特化した鉄棒であれば耐荷重40kgという商品も多くありましたので、ご購入の際は気をつけてください。


高さ調整の幅

高さ調整は、どのメーカーのものでも可能です。

しかし、5段階〜11段階までなど、調整できる幅にはメーカーでバラつきがあります。

長く使用したいと考えているのであれば、なるべく高い調整ができるものを選ぶといいかもしれません。

ちなみに、鉄棒の適切な高さはみぞおちから胸の高さです。この高さは体の重心と鉄棒が近づき、少ない力で回転できるため、逆上がりなどしやすくなると言われています。

もんパパ
もんパパ

鉄棒を購入する際はお子さんのみぞおちから胸の高さを図ってから購入するといいかもしれません。


鉄棒の安定性

とくに折りたたみ式のレビューに多いのですが「子どもが回った時にガタつく」という声はよく聞かれます。

こちらの商品は土台のパイプ部分を通常のUの字からTの字にすることで安定感をUPさせているようです。

もう一度購入するのであれば、これを試してみたい・・。👇️


室内鉄棒でできる遊び方(通常Ver)

① ぶら下がり

まずは、ぶら下がるだけでOK。握力・上肢支持の土台になります。

わが家ではぶら下がり耐久レースを兄弟揃って行っています。(笑)


② コウモリ

逆さ感覚への第一歩。
怖がる子は無理しないこと。


③ 豚の丸焼き

手足の協調的な動きの経験ができます。


④ 前回り

できる子はチャレンジ。
勢いよりも“丸まる”意識が大事。


⑤逆上がり

これが出来たら、室内鉄棒を購入したかいがあったというものっ!


室内鉄棒でできる遊び方(変則Ver)

わが家で行っている少し変わった鉄棒遊びもご紹介します。

クモの巣からの脱出

すずらんテープを1本ずつ足していって、そこに引っかからないように通り抜けられるか挑戦するゲームです。

「ここを通り抜けられるか?」自分の身体の大きさを考えながらの挑戦はボディイメージ向上にも役立ちます。


島から島への脱出

鉄棒の両端に、島に見立てた乗る場所を設置。下は溶岩という設定。(笑)

溶岩に当たらないように島から島へ移動できるかな?

ゲーム感覚で手の力を養う遊びです。


フープの輪くぐり

鉄棒にフラフープを吊るして、その先には布団を用意。

子どもは、フープの輪をくぐってダイブ!

身体が倒れた際にとっさに手を出す反射や、浮遊感など感覚刺激も取り入れられます。


室内鉄棒はこんな人におすすめ

大人目線で

  • 子どもに逆上がりをさせたい
  • 子どもに手の力・体力を付けさせたい
  • 子どもに感覚遊びをさせたい
  • 子どもを公園に連れて行く時間がない
  • おもちゃ以外のプレゼントを子どもにしたい

子ども目線で

  • 逆上がりができるようになりたい
  • 手の力が弱い・体力がない
  • ぶら下がる遊びが好き
  • 逆さ感覚に慣れていない
  • 公園が苦手

親子共々、上記のいずれかに該当するのであれば、室内鉄棒の購入を検討してもいいかもしれません。


まとめ

室内鉄棒は、腕の力・体幹・感覚遊びなど、子どもの身体づくりに役立つ要素がたくさん詰まった遊び道具です。

特に、

  • 公園に行く時間がなかなか取れない
  • 逆上がりを練習する場所が少ない
  • 家の中でも身体を動かす遊びを取り入れたい

といったご家庭にとっては、とても良い選択肢になると思います。

実際にわが家でも購入してから、子どもが鉄棒に触れる機会は確実に増えました。

もちろん、鉄棒があれば必ず逆上がりができるようになるわけではありません。
子どもによっては、腕の力・体幹・タイミング・恐怖心など、つまずいているポイントはそれぞれ違います。

それでも、「家で気軽に挑戦できる環境がある」ということは大きな意味があります。

まずは遊びの中でぶら下がったり回ったりしながら、少しずつ身体の使い方を経験していく。

その第一歩として、室内鉄棒はとてもおすすめできるアイテムです。

ぜひご家庭の環境やお子さんの興味に合わせて、室内鉄棒の導入を検討してみてくださいね。

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