「就学相談って、実際何をするの?」「うちの子、何を聞かれるんだろう」
2026年7月、保育園年長の次男を連れて、県の教育研究所で1回目の就学相談を受けてきました。
これから就学相談を控えている方の不安が少しでも減るように、当日の流れ・実際に聞かれたこと・子どもの様子を、できるだけ正直に記録しておきます。
作業療法士として2児を育てる私自身も、今回は「親」として臨みました。
申し込みのきっかけと、当日までの経緯

次男の発達が周りより少しゆっくりだと感じ始めてから、妻とはずっと「いずれ就学相談を利用しよう」と話していました。
きっかけになったのは、以前受けた「出張相談」(保育園に来てもらう形の相談)で、就学相談の詳しい流れを教えてもらったことです。
実は申し込み自体は3月に一度していました。ただ「今年度分の対応は終わっているので、4月以降にかけ直してください」と言われてしまい、そこから少し時間が空いてしまったんです。
6月頭に改めて連絡し直し、7月7日に1回目の就学相談という運びになりました。
もし就学相談を考えている方がいたら、年度の切り替わりタイミングだけ少し注意してもらえるとスムーズかもしれません。
当日の流れ|会場・時間・進み方

会場は県の教育研究所。待ち時間はほぼなく、スムーズに始まりました。
当日の内容は、大きく4つに分かれていました。
- ①就学相談表の記入(約5分):家族構成・子どもの名前・保育園名など基本情報
- ②生育歴調査(約5分):母子手帳を見ながら、妊娠期〜幼児期の様子や各種検診の結果を記入
- ③県の職員からの聞き取り(約20分):子どもの現在の様子について詳しく質問
- ④学校の説明・今後の流れの説明(約20分)
母子手帳は必須ではないかもしれませんが、生育歴を思い出しながら書くのはなかなか大変だったので、持参して正解でした。
今回は「相談・聞き取り」がメインで、子どもへの検査のようなものは一切ありませんでした。これは後の項目で詳しく触れます。
実際に聞かれたこと|ADLを中心に一通り

20分間の聞き取りでは、生活動作(ADL)を中心に、幅広い項目を質問されました。実際のやりとりを、答えた内容も含めて紹介します。
食事・排泄・更衣
「箸は使える?食べこぼしは?好き嫌いは?」には、箸は最近使えるようになったこと、食感の好き嫌いがあることを伝えました。
排泄は自分でできるが排便の後始末は少し介助が必要、着替えは細かいボタン・チャックは苦手だが大体は自分でできる、と答えました。
運動
ここは特に気になる点はなく、「逆上がりもできますよ」と答えられたくらいです(笑)。
言語(一番詳しく話した部分)
指示理解や発音・表出について聞かれ、ここは正直に詳しく伝えました。
保育園では指示理解が周りよりゆっくりで、集団行動が多少遅れることがあります。
ただ今の保育園にはクラスに2〜3人の先生がいて、次男が発達相談を受けていることも共有されているため、今の生活で大きく困っているわけではありません。
不安なのは小学校です。
担任1人で目が届きにくい環境で、この指示理解力でやっていけるだろうか、という点は率直に伝えました。
発音・表出も若干不明瞭な部分があり、聞く側が予測・配慮しなければいけない場面があることも話しています。
誤解のないように付け加えると、次男は本当にすごく成長しています。
ただ、周りに少し追いついていない部分がある、というだけです。
軽度の発達特性があるかどうかは、今の時点ではまだ分かりません。
文字・数
最近50音表でポインティングして遊びながら学び始めていること、読みは少しずつできていることを説明しました。
数は100くらいまで(多少飛ばしながら)言えますが、正確に数えられるのは20くらいまで。足し算・引き算の概念はまだ、と答えました。
集団での様子
以前は気持ちをうまく言葉にできず、友達に手が出てしまうこともありましたが、それも減ってきていて、一緒に遊べるようになってきている成長を伝えました。
得意・苦手・こだわり
得意なことは鉄棒と虫取り。苦手なのは「できないと分かっていることをやりたがらない」こと(縄跳び・補助輪なし自転車など)。
こだわりは、生活に支障が出るほどではないものの、自我が強く「こうしたい」を通そうとする傾向があり、お互いの妥協点を探りながら生活していることを話しました。パニックになったことはない、とも伝えています。
振り返ってみると、向こうから一通りADLを聞いてくれる流れの中で、親として気になっている部分をしっかり伝えることが大切だと感じました。
聞かれたことに答えるだけでなく、「ここは少し不安がある」と自分から伝える姿勢が大事だと思います。
その間、子どもは?|次男は別室でダーツを満喫

職員さんは2人体制で、1人は私たち親の対応、もう1人は次男の対応をしてくれました。待合室にはおもちゃがたくさんあり、隣の部屋からは終始楽しそうな声が聞こえてきていました。
途中、担当の職員さんが様子を見に行ってくれて、「今ダーツで遊んでいますよ。
最初はうまく投げられていませんでしたが、だんだん手首のスナップを使って投げられるようになってきました」と教えてくれました。
面談が終わって迎えに行くと、次男は「もう帰るの?」と少し残念そうな顔。検査を身構えていた分、拍子抜けするくらい楽しい時間だったようです。
終えてみての率直な感想

正直に言うと、「聞き取りだけ」だったことに少し拍子抜けしました。
てっきり次男とじっくり話したり、何か検査のようなことをするものだと思って身構えていたので、あっけにとられたというのが本音です。
「事前にこれを知っておけばよかった」という具体的な後悔はありませんが、1つ感じたことがあります。
生育歴を記入するときも、現在のADLを聞かれるときも、結局は「親が過去から現在まで、子どもをどう見て、どう感じてきたか」を言葉にする場面が多いということです。
就学先の相談はしてもらえますが、最終的にどうするかを決めるのは親。
だからこそ、自分の中に「今どう感じているか」をしっかり持っておくことが大切だと感じました。
この後の流れ|学校見学・心理検査・2回目の就学相談
今後の流れについても説明があったので、同じタイミングの方の参考までに残しておきます。
- 学校見学:夏休みが近いため、実施は夏休み明け(8月下旬〜9月頃)になりそうとのこと。県の職員から学校へ見学希望の連絡を入れてもらい、学校側から日程調整の連絡が来る流れ
- 心理検査(診断書用):こちらは自分たちで小児クリニックなどの専門機関に予約を取る必要があります。予約が取りづらいことが多いそうなので、早めの行動が必須(正直、まだ動けていません…)
- 2回目の就学相談:10月末までを目安に、改めて予約を取る流れです
この続きは、学校見学や心理検査を受けたタイミングで、また正直に記録していこうと思います。
まとめ
- 🟠 1回目の就学相談は「検査」ではなく「聞き取り」がメイン。身構えすぎなくて大丈夫
- 🟢 質問はADL(食事・排泄・更衣・運動・言語・数・集団性など)を中心に幅広く
- 🔵 聞かれたことに答えるだけでなく、気になっていることは自分から伝える姿勢が大切
- 🟡 子どもは別室で職員さんと過ごすことが多く、思いのほか楽しんでくることも
- 🟣 学校見学・心理検査・2回目相談と、まだ続きがある長い道のり
これから就学相談を控えている方にとって、少しでも「イメージが湧く」情報になれば嬉しいです。
本記事は作業療法士としての知見と個人の経験に基づく情報提供であり、医学的診断や個別の医療アドバイスを目的としたものではありません。お子さまの発達についてご心配な場合は、専門機関にご相談ください。


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